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藤代鑑定書【末三原】大磨上無銘 時代名作美濃縁頭拵付 映り立ち小互の目小足よく入り金筋かかり匂口締まりごころに明るい二尺二寸二分 鑑定書付き

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終了予定時刻 2012-12-16 22:30:00.0
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刀 無銘 末三原
       藤代鑑定書


■【法 量】
 
      [長] 67.3cm(二尺二寸二分)
      [反]  1.0cm
      [元幅] 2.9cm
      [先幅] 2.0cm
      [元重] 0.59cm
      [鎬厚] 0.67cm
      [先重] 0.48cm
      [茎長]  18.9m
      [重量]  690g(刀身のみ)   
【形 状】 鎬造、庵棟、反り浅く、腰反り強く、中鋒やや延びる。
【 鍛 】 板目肌に、杢目交り、地沸微塵につき、地景入り、乱れ映り立つ。
【刃 文】 直刃調に、小互の目交り、湯走りかかり、小足よく入り、小沸よくつき、金筋かかり、匂口締まりごころに明るい。
【帽 子】 直ぐに小丸。
【 茎 】 大磨上、先切、鑢目切、目釘孔三。
【ハバキ】 銀無垢一重。

拵 茶塗鞘美濃縁頭拵[江戸時代]
■拵【法 量】 
      [長] 98.7cm
      [反]  2.6cm
【縁 頭】 美濃赤銅魚子地菊に竜図金色絵。
【目 貫】 剣巻竜図容彫金色絵。
【 鍔 】 赤銅磨地金覆輪。
【説 明】 三原派は、鎌倉末期の正家を祖とし、備後国三原において室町末期まで続いていますが、この地は永く大和高野山領となっていたことから大和との交流が多く、作風も大和気質が強く窺われます。この刀は、姿から元は二尺八寸はあった太刀と思われ、板目肌に、杢目交り、地沸微塵につき、地景入り、乱れ映り立つ地鉄に、直刃調に、小互の目交り、湯走りかかり、小足よく入り、小沸よくつき、匂締まりごころに匂口明るい刃を焼き、藤代の鑑定書では末三原になっていますが、さらに時代は上がると思われる優刀です。

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