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代金子五拾枚 脇差 昇り龍国廣

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終了予定時刻 2012-12-16 21:35:00.0
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この脇差は山城国一条堀川信濃守国廣 慶長十七年八月日と銘があるものです。国廣は伊東家の武士と言われますが、天正五年伊東家没落後京都へ上り、天正十三年には山伏の時の作刀があり、天正十八年には野州足利学校打ちがありこの頃、信濃守を受領し、京都に定住したのは天正四年の頃で、慶長十九年八十四歳にて没すると言われます。沢山の名刀を残し、後世堀川派といわれる名工たちを育成した新刀最上作の刀匠であります。本作は慶長十七年ですので国廣八十二歳の作刀、三つ棟の平造りの脇差で、小板目よくつむ精美な地鉄に、表には昇り龍、裏には腰樋に添樋を彫ります。刃文は小沸出来の中直刃調の刃文を焼き上げます。刃中には砂流し金筋入り見応えがあります。帽子は掃き掛け尖り心に返ります。現状は所々薄錆があり、刀身表裏中央位の部分に刃こぼれと錆があり、また、もの打ちの表部分に錆がありますが、朽ち込んではいない表面上のものと思われますので研ぎ上げれば美しく仕上がると思われます。うぶ出しと思われるもので、鞘には代金子五拾枚、登録証は三重県の昭和26年登録で4千番台と早く、藤堂家などの公爵、子爵の家に大名道具として伝来したのではないかと推測されます。表面の昇り龍の彫刻が素晴らしい国廣お薦めの一振りです。入札の程宜しくお願い申し上げます。尚、申し訳ありませんが、落札手数料2.625%の御負担お願い致します。また、この脇差は委託されたもので落札下限価格を設けさせて頂いております。

【種別】脇差
【銘】山城国一条堀川信濃守国廣 慶長十七年八月日
【長さ】32.6㎝
【反り】0.9㎝
【目釘穴】1
【元幅】2.6㎝
【元重】0.6㎝
【地鉄】小板目よくつむ
【刃文】中直刃調
【帽子】掃き掛け尖り心
【形状】平造り 三つ棟 表に昇り龍、裏に腰樋に添樋
【茎】生在銘 刃上がり栗尻 大筋違い鑢 小肉棟
【ハバキ】柄に付属する木ハバキ
【登録】昭和26年三重登録