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末古刀 関 短刀 兼常 拵入

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終了予定時刻 2012-12-09 21:48:00.0
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関の刀鍛冶は室町時代の戦乱を背景に、低価格で切れ味の優れた作刀を大量に供給しており、当時の武人もまた実用刀として関鍛冶の刀を喜んで使ったとされ、文明から室町末期にかけての美濃は、備前と双璧をなす刀剣王国であり鍛冶数と作刀数においては日本一であったであろうといわれています。
作刀数が多いと粗製品もまた多いと思われがちですが、本作は出来も良く、大きな傷も無い一口になっています。
重ねはさほど無い身幅がある平造りで、地鉄は杢目に柾が交じってよくつんで、匂い口の締まった中直刃にのたれが交じる刃文を焼き、帽子は小丸に返っています。時代は室町末期と思われます。拵えは黒呂色塗りの鞘に縁頭は赤銅に菊の図、縁は赤銅に花の図、目貫は真鍮製のウサギの図で、鐔は銅製の長木瓜形鐔がついていた小さ刀拵です。
 知名度のある末関刀を是非お持ちになって頂きたいと思います。入札の程宜しくお願い申し上げます。尚、申し訳ありませんが、落札手数料2.625%の御負担お願い致します

【種別】短刀
【銘】兼常
【長さ】25.8㎝
【反り】無し
【目釘穴】1
【元幅】1.99㎝
【元重】0.5㎝
【地鉄】杢目に柾交じりでよくつむ
【刃文】中直刃調に浅い湾れが交じる
【帽子】小丸に返る
【形状】平造り 庵棟 
【茎】生在銘 刃上がり栗尻 勝手下がり鑢 角棟
【ハバキ】下蓋は銀着せ上蓋は素銅の二重
【登録】昭和34年福井登録(昭和56年再発行)