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源兵衛尉祐定か! 短刀 児の手柏の永禄祐定

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終了予定時刻 2012-12-02 19:27:00.0
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この短刀は備前国長船祐定作 永禄十年二月吉日と銘のある短刀です。永禄年間では備前の戦国大名、浦上家のためにその居城天神山城において作刀をした源兵衛尉祐定が特に高名であります。その銘振りを銘鑑など資料と比較しますと、この短刀の鏨の運び、止め、勢いなどが酷似しております。私見ではありますが、俗名はないものの、その技量作風と吉日に作刀をしていることから源兵衛尉祐定ではないかと思います。本作は平造り、板目と杢目交じり所々流れ映りある地鉄に、表は細直刃調にもの打ちから切先にかけて激しく乱れる刃文を、裏面には細直刃調の刃文を焼き静と動を表現します。刃中には小沸付き、砂流し、食違い刃が見られます。帽子は掃き掛け尖って返ります。また、表裏異なる刃文を児の手柏と言いますが、陰と陽、戦国乱世の儚さ生と死、注文主の思いを祐定がこの短刀に込めたのでしょうか。現状では時代の研ぎ減り、薄錆、小傷が所々あるものですが、致命的な欠点はなく研ぎ上げれば、戦国の時代に思いを馳せることのでき、末永くご愛蔵頂ける一口になるであろうと確信しております。入札の程宜しくお願い申し上げます。尚、申し訳ありませんが、落札手数料2.625%の御負担お願い致します。

【種別】短刀
【銘】備前国長船祐定作 永禄十年二月吉日
【長さ】22.4㎝
【反り】内反り
【目釘穴】1
【元幅】2.0㎝
【元重】0.6㎝
【地鉄】板目と杢目交じり所々流れ映りある地鉄
【刃文】表は細直刃調にもの打ちから切先にかけて
激しく乱れる刃文を、裏面は細直刃調の刃文
【形状】平造り 庵棟 
【茎】生在銘 刃上がり茎尻 勝手下がり鑢目 角棟
【ハバキ】銅鍍金一重
【登録】平成23年茨城登録